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 「ウリ稲門会」は、早稲田大学で学んだ在日コリアンの同窓会であり、早稲田大学校友会に正式に登録された稲門会の一つです。母校、早稲田大学は、東京専門学校時代からの留学生を嚆矢として、数多くのコリアンが学んだ私たちの「心のふるさと」であり、これまで在日コリアン社会及び本国における学術、政治、経済、文化の各領域で多彩な人物を輩出してきました。

 ウリ稲門会は、その早稲田大学で青雲を仰ぎ過ごしたすべてのコリアンが集える同窓会として、国籍や思想信条の違いを超え、日本全国に住む会員間の親睦を図ると共に、歴史に名を留めてきた多くの先輩らに倣い、在日同胞と日本社会に貢献できる同窓会であろうとしています。こうした趣意から、2014年には、会員の寄付により「ウリ稲門会奨学制度」を創設し、国籍を問わず早稲田大学に学ぶ在日コリアン現役学生の支援も行っています。

多くの有為な後輩が育ってくれることを期待しています。

 ウリ稲門会の永きに亘る歴史と伝統を大切にし、本会が早稲田大学に学んだ在日コリアンの、そして後輩らの拠り所であり続け、今後ますます発展していくことを願っています。

                                 

略史:

 

 早稲田大学へのアジアからの最初の留学生は朝鮮半島出身の洪奭鉉で、1897年に東京専門学校(1882年開設、大学の前身)の邦語政治科を卒業したと大学の歴史に記録されている。(添付PDF参照)。

 爾来、朝鮮半島から早稲田大学を目指す留学生は増え、1907年11月には早稲田大学朝鮮留学生同窓会が結成された。1931年5月ウリ同窓会へ改称し、会員数は238名に上った。

解放後祖国に戻った同窓生らは、南北両政府樹立に先立ち、1947年9月20日昌徳宮秘園に170余名が集まり本国校友会を結成し現在に至っている。ウリ稲門会とは姉妹関係であり、相互交流を続けている。

 日本においては、活動停止状態だった“ウリ同窓会”再建の声は有ったものの、解放後の厳しい社会状況の中で、実現を迎えたのは1960年代となった。

1966年12月にウリ同窓会再建準備委員会が発足、1967年8月に再建第一回総会が開催された。

 

 その後、1980年代に入り、ウリ同窓会と稲水会に分裂する時期も有ったが、1998年3月に両同窓会が統一され、「ウリ稲門会」として再スタートした。

Uri

Tomonkai

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